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    生誕100年、今、改めて触れるターシャ・テューダーの世界

    生誕100年、今、改めて触れるターシャ・テューダーの世界

    アメリカで最も愛されている絵本画家のターシャ・テューダー

    92歳で亡くなるまで創作活動を続けたターシャの生き方や暮らし方は、今でも世界中の女性たちに影響を与え続けています。

    ターシャ生誕100年記念

    そんなターシャ・テューダーの生誕100年を記念して、3月18日(水)から松屋銀座8階イベントスクエアでは「生誕100年 ターシャ・テューダー展」が開催されます。

    子育てを終えた50代半ばより、バーモント州の山中で自給自足の生活を送っていたターシャ。

    広大な庭をひとりで作って、動物に囲まれながら暮らし、その合間に絵を描き続け70年の間に約100冊の絵本を発表しました。

    今回の展覧会では、そんなターシャが長く愛用していた食器や家具、ガーデニンググッズ、ドレスや絵本の原画など約200点が展示されます。

    さらに、ターシャが一番大切にしていたドールハウスと人形も日本初公開になりますし、ガーデンデザイナー杉井明美さんによる「ターシャの庭」も出現します。

    生誕100年、今、改めて触れるターシャ・テューダーの世界

    ターシャの世界がまるわかり

    生誕100年のアニバーサリーイヤーとあって、ターシャ関連の書籍も限定出版されていますし、新しい写真集、ポストカードブックなども続々と登場しているのですが、その中でも特におすすめしたいのが、ターシャの100冊以上の絵本や挿絵の仕事を紹介する初めての本「絵本作家ターシャ・テューダー」です。

    生誕100年、今、改めて触れるターシャ・テューダーの世界

    「絵本作家ターシャ・テューダー」はこちら

    オトナになったからこそ理解できる絵本

    初期・中期・後期にわけて、それぞれの時期の作品の特徴が分析されているのですが、彼女の作品は、その時の心情を表したもの。

    幼くして農業の道を選んだこと、結婚、子育て、離婚にスローライフの実践など、この1冊は、まるで、彼女の人生そのものです。

    また、彼女の生活の中で絵を描き続けることの大切さも知ることができます。

    そして、一貫して感じることは、自然とともに生きることの大切さ

    普段、忙しくて、毎日の変化すら気がつかないような都会人にとって、ターシャは忘れていたたくさんのことに気がつかせてくれますし、シンプルだからこそ美しくて喜びに溢れています。

    展覧会に書籍にと、いろんな視点から、ターシャ・テューダーの世界に触れるチャンス。毎日をちゃんと丁寧に生きることの大切さを教えてくれますよ。

    ガーデニング・絵本・ドールハウス 愛する暮らし
    生誕100年 ターシャ・テューダー展

    http://www.matsuya.com/m_ginza/exhib_gal/details/20150308_tashatudor_8es.html
    会場;松屋銀座
    開催期間:2015年3月18日(水)−2015年4月6日(月) 
    <最終日は17:00閉場 ※入場は閉場の30分前まで>

    ターシャ・テューダーの本

    http://www.mediafactory.co.jp/book/tasha/#photo

    ©Tasha Tudor and Family, Inc. 2015 Photographs by Richard W. Brown

    松崎 桃子

    松崎 桃子
    東京都出身。フリーライター。
    パリ第8大学芸術学部造形美術修士課程終了。
    パリでは美術の他に映画、ワールドミュージック、ダンスに演劇など様々なカルチャーを吸収し、帰国後、フリーのライターとなる。
    現在は、FMラジオ番組の構成やWEBサイトでの執筆、さらには、海外とのコーディネート業務も行う。

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